file① カプ・レヒレ 「スイクンとの比較と指数について」
サンムーン第一回目の記事はカプ・レヒレになりました。
守り神のなかではテテフが一番好きでよく使用しているのですが、レヒレになりました。
今更ですが自分スイクンが一番好きなポケモンなんですよ。なので比較されがちなレヒレについて書いておかないとスイクン解禁後(ちょっとの間だけらしいですね)うまく使えないかなと思って。
無駄話はその辺にしてさっそくはじめます。
なお、試験的に常体を使用してみることにします(たぶん戻す)
・おさらい
☆レヒレについての基本事項(タイプ特性技etc)についてはここでは筆を略す。
不明な点があれば各自調べていただくか、コメントに書き込んでもらいたい。
また、おさらいというだけあってかなり退屈な内容になっている。各自読み飛ばすか、拾い読みなどして対処して欲しい。
巷でよくスイクンと比較されるポケモンである。先に種族値を記しておく。
70-75-115-95-130-85
100-75-115-90-115-85
で、下に記したのがスイクンの種族値である。なるほど確かによく似ている。
この記事を読んでいる中にいるかもしれぬ初心者の方のためにいっておくが、決して「レヒレとスイクンは大体同じぐらいの耐久なんだな」などとは間違っても早合点しないでもらいたい。
耐久方面に目を配った際、HBラインはレヒレ70-115、スイクン100-115。HDラインはレヒレ70-130、スイクン100-115となっている。
結論から言ってしまえば単純な耐久力ではスイクンのほうが遥かにに上である。
ここで登場するのが指数という便利な数値だ。詳しい説明は省くが、指数を用いれば単純な大小でポケモンの火力や耐久を可視化できるという便利な代物である。もしポケモン対戦で少しでも強くなることを望むなら、指数を軽めに頭に入れるとよいかもしれない。
ではレヒレスイクン各々の耐久を示す。(物理特殊それぞれ特化で計算してある)
物理:73615 特殊:80454
物理:86093 特殊:86093
この通りである。
わかりやすく言うなら「HPの差は大きい」といったところだろうか。
要するに、レヒレを単純な数値受けとして運用したとしても(勿論タイプ相性などもあるが)同様に特化したスイクンの劣化になるということである。
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
・・・とここまで偉そうに書いている最中に聞いた話なのですが、どうやら一定期間ののちスイクン(を含む過去作準伝)はいずれ使えなくなってしまうようです。
つまり
「俺の時代だ」
そう、世はまさに大バシャーモ時代。
スイクンサンダークレセボルトあたりが姿を消し、頼みの綱だったアローはこれでもかという弱体化を食らった以上、彼を止めうるポケモンは極めて少ないと言わざるを得ません。
かといってアローラには「ぱっとしない」ポケモンが多く、束になったところでバシャーモの障害となるかといえばNOでしょう。
そんななか、レヒレは馬車のタイプ一致を両方半減できる上に(スイクンに及ばないとはいえ)高水準の耐久をもっています。
同じタイプのマリルリアシレーヌとはアクジェを扱えない点で劣りはしますが、高耐久ゆえ腐りにくい点、Z黒い霧を用いて積みアタッカーに対して仕事ができる点などで2匹より大きく上位に位置するのは議論の余地がないでしょう。
すなわち記事を書こうとした当時の自分が否定するはずだった、図太いHB@ゴツメみたいな方も十分候補に入りうるということです。なんてこった
というわけで、結論!
・レヒレ超強いんで、厳選は慎重に。
・バシャーモの襲来に震えろ
(上でスイクンがどうこう言ってますが忘れてください。)
サン・ムーン環境と最近の進捗
お久しぶりです。
皆さんサンムーン環境、いかがお過ごしでしょうか。
私はというと勿論ポケモンをプレイしてはいたのですが、「モンスターハンター・フロンティア」やfpsゲーの「レインボーシックス・シージ」など、要するに他ゲーにはまってたりでブログ放置してました(
どうでもいい話ですが昔の(6世代以前の)記事は一番新しい記事以外削除しました。
ですので、もし見たいとかあれば言ってくださると助かります。
さて、これからの動きですがとりあえず他ゲーの熱が落ち着いたこともありポケモンをしばらく腰を入れてプレイすると思いますので、それに伴いちょくちょく更新していこうと思っとります。
もはやシロナパとか組めないのでメジャーどころのポケモンの調整などを挙げていくつもりです。
もうじきバンク解禁で環境も大荒れになることが予想されますので、今のうちにORASなどで孵化やらなんやら準備していきましょう!
シロナパについて 2:「パーティ紹介」
新年度周辺の生活とは忙しいものですね。
私も里帰りやら何やらで、このブログを更新できませんでした。
ま、誰が待ってるんだよって話ですが
今回は、現在私がORASレートのシングルバトルにおいて使っていた(最終レート1780程度)シロナパーティを紹介していきたいと思います。個々のポケモンの調整やその意図に関してはざっくりと書いていきます。
ではまず、パーティの面々です。
「ミロカロスどこ行った」みたいな声が聞こえてきそうですが、何度もポケモンの入れ替えを試した結果、一番使いやすかったこのパーティに落ち着きました。
以下、固体値は記載がない限り理想固体とします。
。。。個別紹介。。。
☆ミカルゲ@オボン
特性:すり抜け
シャドボ 不意打ち 鬼火 呪い
呑気 H252 B196 D60
157-112-168-112-136-49
今回このパーティを使うにあたって一方的な期待を寄せていたポケモン。
ミカルゲの一般的な調整なんて知らないので、計算ツールをポチポチやりながら考えました。
具体的にはA特化メガガルーラの地震を親子込みで2耐え、C特化メガゲンガーのシャドボをオボン込みで2耐えする程度の耐久を持ちます。ちなみにHSメガゲンガーであればオボンなしでも2耐え可能です。さらに返しのシャドボ→不意打ちでメガゲンガーは落ちます。
よって後出しからメガゲンガーに勝てる調整となってます。マジカルシャインは都市伝説
ちなみに陽気ガブリアスの逆鱗もオボン込み2耐えなので、先発に出てきがちなガブガルゲンに対して一方的に弱くならないのが最大のセールスポイント。
ぶっちゃけ使いやすかったので、フレ戦なんかにはよく出してます。お勧め。
先発、サイクル戦でのクッション、さらには特性による申し訳程度の害悪対策もこなす万能ポケモンでした。
先述のとおり、ガブガルゲンやランド、ギルガルドなどが重そうなら選出してました。
「なんとなく〇〇が重いしミカルゲ入れるか」が割と強かったです(小並感
☆ロズレイド@スカーフ
特性:テクニシャン
リーフストーム ヘドロ爆弾 神通力 めざパ炎
控え目 H60 C248 S200
143-×-85-193-125-135 (めざ炎固体 31-2-31-30-31-30)
このパーティ中最も厳選に苦労した固体。この個体を出したときは変な声出た
色々調整を考えてたけど、結局某タブンネさんの調整をお借りする形となりました。
【XY】スカーフロズレイドの調整 : 今まで倒したタブンネの数を僕等はまだ知らない
なので、詳しいダメ計などはリンクを踏んでいただけると()
初めてロズレイドというポケモンを使ったのですが、感想としては「思ってたより強い」でした。
特にヘドロ爆弾などに一貫ができたときが強く、サイクルで削った後にスカーフで上から抜いていくという試合もかなりの数ありました。
耐久が低いと思われがちですが、特殊に関して言えばそんなことはなく、水ロトムなど半減前提ならば受け出しも容易だったのが好感触ですね。
反面やはり物理耐久は紙の一言で、陽気ガブの逆鱗で余裕の確定1、地震ですらも低乱数1とかなり不安があります。ハッサムの鉢巻バレットもギリギリ(84.5%~100%)なので、ハッサム水ロトムみたいな並びをロズレイドだけで見れるわけではないという点がとても歯痒かったです。。。
パーティで数少ない炎技持ちということもあり選出率はかなりのものでしたが、扱いを一度間違えるとあっという間に過労死してしまいます。にもかかわらずパーティ的にフェアリーが重く鋼も呼びやすいため、ロズレイドの選出を強要されるケースが続出。
この問題さえ解決できれば1800いけたんじゃないかとか真剣に思ってました()
フェアリーや水ロトムなどのロズレイド本来の役割対象に加え、重すぎるメガフシギバナやハッサムなども任せる試合が多かったです。
余談ですが、非常に起点にされやすいポケモンなのでそのあたりのケアはロズレイドを使う上で必須ですね。レート1600帯は意気揚々とリザX投げてきます。
なんだかネガティブな紹介になってしまいましたが、全然弱くはないと思ってます。
総じて綺麗な薔薇のようにデリケートなポケモンだと感じました(
☆ルカリオ@ルカリオナイト
特性:正義の心→適応力
陽気 H44 A212 S252
151-192-108-×-90-180 (メガ進化後)
今回の面々の中でロズレイドの次に負担が大きかったポケモン。助演女優賞候補である
まずパーティ的にどうしても特殊に偏ってしまう上、後述する神速の必要性から物理型での採用。ちなみに調整意図は割と有名なもの。最速を確保した上でキノガッサのテクニマッパ耐えまでHに割き、残りをAへ回す調整です。
まず神速についてですが、これはファイアロー意識ですね。パーティ全体でアローへの回答が薄く、かつ時としてパーティの要となりうるロズレイドに対して絶対的な制圧力を持つアローに対するせめてもの枠です。
理想はガブのステロからの神速ですが、剣舞できれば少し削れたアローを倒せます。
ちなみにステロ+神速だと無傷のファイアローが絶対落ちないのでどこかでゴツメや反動ダメを稼ぐ必要があります。こらそこ欠陥構築とか言わない
実戦では役割が薄くなったトリトドンと心中させたり、キッスやミカルゲでなんとかしてました。
また、ロズレイドの項でも述べたようにフェアリーが重いのでアイアンテールを採用せざるを得ませんでした。
さすがにアイアンテールだとB特化ニンフィアであろうとオーバーキルできるので、大抵のフェアリー連中は積まずとも吹き飛びますね。
選出率としては割と高い方でしょうか。フェアリーが出てきそうなときや単純に刺さってるときは出してました。ロズレイドでは処理に不安があるナットレイを任せることもありましたが、バシャーモとセットでいられると選出段階からあわわあわわでした
言わずもがなアロー用に連れて行く事も多かったですが、なぜかアローが選出されないことが多かったんですよね。なんででしょう?
環境に刺さってないと言われますが、ポテンシャルの高さはひしひし感じました。今回はカバルドンのような露骨な起点役がいないのでどこかで積む起点を見つけなければいけないのですが、そこがまた面白くいいポケモンだと思います。あえてアイアンテールの命中には触れません。
このパーティで唯一の全抜きエースだったので、それだけでパーティの勝ち筋を1つ増やしてくれていると考えるようにすると格段に上手く扱えるようになりました。
☆トゲキッス@ゴツメ
特性:天の恵み
エアスラッシュ 火炎放射orマジカルシャイン 電磁波 羽休め
図太い H244 B252 S12
191-×-161-140-135-102
最強のポケモン。
レート1600代はこのポケモンで駆け抜けたと言っても過言ではないほど強かった。
見ろよこのキッス、命を刈り取る形してるだろ?
昔からスカーフキッスは強くないと考えていて、今回使うに当たりこの型を育成。
与太話にはなってしまいますが、ポチポチ調整して完成したら大手育成論掲示板とほぼ同じ調整になってしまって悔しがってました。
まず元からのB方面耐久に不安があるのでBにぶっぱ、Hもなるべく高くなりつつ美しい191(16n-1)の値まで振り、残りをSに振ると4振り80族+1となるので決定。4振り80族にはメガフシギバナがいますので、一応麻痺なしでエアスラが1発打てうるので意識して損はないと考えました。ちなみに4振りギャラドスと同速です。
ここまでB方面に厚く努力値を割くことで、補正なしA252ゲッコウガの珠ダストシュートを高乱数耐えします。具体的には85.8%~102%であり決して悪い乱数ではなく、むしろ初手の偶発対面であればキッス側のスカーフを警戒してゲッコ側は引く体面でもあります。仮に特殊型であっても補正なしであればゲッコウガの珠冷凍ビームを確定耐えするのでなおさらこちら側としては居座りが安定となります。
初手で出てきやすい上に様々な型がありうるゲッコウガに対して居座り電磁波を安定行動としてとれるのは他の型のトゲキッスにはない魅力のひとつです。鉢巻はしらん
他にも記載したいダメ計や有利対面などもあるのですがごちゃごちゃしてしまいますので、またの機会に回したいと思います(
またこのパーティにおけるゴツメのスリップダメージの恩恵は計り知れず、 ルカリオの神速やロズレイドのリフストの圏内に入れる手伝いをしたり、「電磁波+羽休め」というまさにポケモン界の闇を詰め込んだようなクソ上品な戦術を自らこなす上でのダメージソースにしたりとまさに多岐にわたります。
あくまでレート1600代~の話にはなってしまいますが、3タテなども決して珍しくなく場合によっては対戦相手様の心まで折る実質4タテを成し遂げた神ポケでした。
運用も難しくなく、適宜羽休めで体力を温存できればサイクル戦で非常に頼りになるポケモンでした。シーズン後半は信頼しすぎて雑に物理に投げたりしてましたがそれでもそつなく仕事をこなしてくれたのが印象的です。後述のトリトドンの存在もあり「とりあえず電磁波」が許されるので頭を休める時間も作ってくれたりしたのでそこも評価点ですね。
選出率はかなり高く4試合中3試合は出してました。このパーティはキッスが勝ち筋でしたね(誇張)
☆トリトドン@食べ残し
特性:呼び水
熱湯 地割れ 自己再生 毒々
生意気 H180 B108 D220
209-103-102-112-143-53
全国1億3千万人のシロナファンを敵に回すかもしれない枠。ミロカロスとは
ちなみに上のパーティ画像ミスって♂になってますがホントはちゃんと♀です。
なぜトリトドンなのか。
言うまでもないですが対電気性能の差です。
色々不安な点があるこのパーティがレート1800に迫れたのも「トゲキッス+トリトドン」の並びがあったからです。
トゲキッスが苦手な相手にはトリトドンが強く、トリトドンが苦手な相手にはトゲキッスが電磁波から入れるので優位に立てる。
このあまりにも単純明快な2体のシナジーが、このパーティの根幹であり肝でありエンジンであり強みでもあるというわけです。
ぶっちゃけた話、この2体から構築したパーティといってよいでしょう。
調整意図ですが、まずSに下降補正をかけることで固体値31でも実数値53となり最遅ギルガルドよりも遅くなります。これは厳選が楽なのと、もともと地割れは地震だったという理由があります。
次に役割の関係上特殊を相手に粘る仕事が主になるので生意気で調整。とはいえ物理方面も最低限は欲しく、特化ギルガルドのシャドークローを確定3(特化メガバシャの膝を一発耐える程度といえば分かりやすい)ぐらいの物理耐久を確保し残りをすべてDへ。目安としては臆病CSメガゲンガーのシャドボを~40.1%程度に抑えます。よって不一致特殊技しか有効打がない電気タイプなどに対しては要塞となれますね。
ちなみにガブリアスのA特化鉢巻逆鱗クラスになると高乱数1(95.2%~112.4%)を取られてしまうので物理には案外もろい一面を持ちます。
地割れと地震の採用意図ですが、もしこのようなトリトドンを育成されるのであればやはりパーティと相談することをおすすめします。
地震はライコウとギルガルド意識、地割れは主にスイクン意識となります。
私はシーズン後半は地割れで落ち着きましたが、どちらでもかまわないと思ってます。
ただこのパーティだとねむカゴスイクンやニンフィアに瞑想されると本格的に詰むのでスイクンニンフィアに唯一勝てる地割れの採用にいたりました。
ちなみに地割れは遺伝技ですのでその辺りはご注意を。
その結果身代わりライコウで吐く羽目になるのですがそれはまた別のお話・・・
選出に関してですが、出すときは基本選出であるトゲキッスと同時に選出する機会が多かったと思います。パーティに1枠はいる電気タイプに対して強いというのはそれだけで心強いかったです。相手全体にキッスが刺さっておりそれに対抗できる枠が水ロトムのみ、みたいなパーティはお客様でした。
とはいえ、このポケモンはどうしても環境から逆風が吹いているポケモンだと何度も分からされました。有利なポケモンには恐ろしいくらいに強いのですが、一方でそれ以外のポケモンにはどうしても数値が足りない場合が多いです。
それでもやはりこのパーティの構成員としてはなくてはならない存在であることには変わりなく、シーズン終盤まで電流と水を浴び続けた健気なポケモンでした。
需要があればせっかく考えたミロカロスも紹介してあげようと思います(
☆ガブリアス@気合のタスキ
特性:鮫肌
陽気 A252 S252 B4
183-182-116-×-105-169
今回のパーティの中で最もなし崩しに型が決まった悲しみのガブリアス。
主なお仕事は他のメンバーの前座と尻拭い。
具体的にはステロや岩封でのサポート、一部の積みアタッカーのストッパー。
まあそんな仕事ができるのもガブリアス自身のスペックあってこそであり本人も悪い気はしてないんじゃないかな
パーティ全体が積みの起点になりやすい上に、積まれた攻撃も受けられないのでガブリアスが頑張るしかないという場面が多かったです。
特に竜舞リザードンXは被選出率9割を超えるレベルで出てくるのでガブ出さないとだめでした。ニトチャ剣舞以外であれば不利体面を作られても後出しでリザを処理できますね。
というかもはや解説の必要性を感じません()
タスキガブの強みなどは大抵の方がご存知でしょうし。